Home > Illustlation > グラフィックツール > Corel Draw > CorelDrawの公式マクロ文書の和訳 > CorelDRAW開発者エリアにようこそ > プログラミング・ガイド > 7-マクロを系統化し、配布する

7.2-マクロを配布する

新規作成日 2020-01-28
最終更新日

CorelDRAWでマクロを利用するためのドキュメント「7.2 - Deploying macros」の和訳です。


注記:このセクションは、JavaScriptスクリプトに適用できません。

あなたは、インストールするために、ユーザーにマクロ・ソリューションを配布することができます。あなたは、GMSファイルまたはワークスペース、あるいはその両方を展開できます。

GMSファイルを配布する

Deploying GMS files

すべての文書は、固有のGMSファイルを持っています。このために、その文書が、開かれるとき、ユーザーは、そのマクロに、すぐにアクセスできるため、あなたは、文書の一部として、マクロを明示的に配信することができます。この展開手法は、たとえば、あなたが、ユーザーが、文書の編集に費やした時間を追跡するマクロを設定できます。

別の方法では、あなたは、マクロが含まれているコード・モジュールを配布できます。しかしながら、この配布方法は、ユーザーに、手作業でコード・モジュールを既存のプロジェクト・ファイルに統合することを要求します。マクロ・プロジェクトを配布する最も簡単で信頼性の高い方法は、GMSファイルを使用することです。開始するために、あなたは、コンピュータからGMSファイルをエクスポートする必要があります。続いて、それぞれのユーザーは、スクリプト・ドッキング・ウィンドウを使用して、GMSファイルをインポートする必要があります。詳細については、次の手順を参照してください。:

ワークスペースを配布する

Deploying workspaces

いくつかのマクロ・ソリューションは、関連したツールバー、メニューとショートカットキーが含まれている、カスタマイズされたワークスペースが含まれています。Corelワークスペース(XSLT)ファイルを作成することによって、あなたは、ユーザーにカスタマイズされたワークスペースの機能を配布することができます。あなたは、ワークスペース機能のサブセットをエクスポートすることができます。-それぞれのメニュー、それぞれのツールバーやショートカットキーの完全セットのような、-あなたが、ユーザーが、それらの機能だけをインストールしたい場合、あるいは、あなたは、必要に応じて、ワークスペース全体をエクスポートできます。詳細については、「ワークスペース機能をエクスポートする」を参照してください。

ユーザーは、カスタマイズされたワークスペース機能をインストールすることができます。あなたが提供するXSLTファイルをインポートすることによって、詳細については、「ワークスペース機能をインポートする」を参照してください。

Corel DESIGNERとCorelDRAWでは、ユーザーは、Application.ImportWorkspaceメソッドを使用して、ワークスペース機能をインポートすることもできます。

GMSファイルをエクスポートする

To export a GMS file

  • GMSファイルを、あなたのコンピュータに配置し、ユーザーが利用できるようにします。このフォルダの場所を見つけることを助けるために、「GMSファイルを使用する」を参照してください。

GMSファイルをインポートする

To import a GMS file

  1. あなたのコンピュータのGMSフォルダに、GMSファイルを保存します。このフォルダの場所を見つけることを助けるために、「GMSファイルを使用する」を参照してください。
  2. スクリプト・ドッキング・ウィンドウでは、以下のいずれかを実行します。:
    • リストから、Visual Basic for Applicationsをクリックし、読み込みをクリックします。続いて、プロジェクトを選択します。
    • リスト内で、Visual Basic for Applicationsを右クリックします。続いて、「マクロ・プロジェクトを読み込む」をクリックします。

ワークスペース機能をエクスポートする

To export workspace features

  1. メニューバーを右クリックし、カスタマイズ >ワークスペース>ワークスペースをエクスポートするをクリックします。
  2. リストで、あなたがエクスポートするワークスペース機能の横にあるチェックボックスを有効にします。:
    • Dockers-ドッキング・ウィンドウの寸法と位置が含まれています
    • Menus-あなたが、どのメニューを含めるかを選択します。
    • Shortcut Keys-使用可能なすべてのショートカットキーが含まれています
    • Status Bar-ステータス・バーが含まれています。
    • Toolbars-あなたが、どのツールバーを含めるべきか選択できます
  3. あなたが、ワークスペース全体をエクスポートする場合、すべてのチェック・ボックスを有効にします。
  4. 保存をクリックします。
  5. ファイル名ボックスで、ファイル名を入力します。

指定したワークスペース機能は、指定したファイル名で1つのCorelワークスペース(XSLT)ファイルに保存されます。

あなたが望む場合、あなたは、それぞれのワークスペース機能を、別々のファイルにエクスポートすることができます。一度に1つのアイテムをエクスポートするだけで、一連のXSLTファイルを作成できます。

あなたが、ショートカットキーをエクスポートするとき、あなたは、すべてのショートカットキーをエクスポートします。あなたが、少数のキーだけを配布したい場合、新しいワークスペースを作成します。すべてのショートカットキーを、それから削除します。続いて、目的のキーだけを追加します。

ワークスペース機能をインポートする

To import workspace features

  1. メニューバーを右クリックします。そして、カスタマイズ >ワークスペース>ワークスペースをエクスポートするをクリックします。
  2. 閲覧をクリックします。
  3. 目的のCorelワークスペース(XSLT)ファイルを選択します。続いて、次をクリックします。
  4. リストで、あなたが、エクスポートしたいワークスペース機能の横にあるチェック・ボックスを有効にします。:
    • Dockers-ドッキング・ウィンドウの寸法と位置が含まれています
    • Menus-あなたが、どのメニューを含めるかを選択します。
    • Shortcut Keys-利用できるすべてのショートカットキーが含まれています
    • Status Bar-ステータス・バーが、含まれています
    • Toolbars-あなたが、どのツールバーを含めるべきか選択できます

    あなたが、ワークスペース全体をエクスポートする場合、すべてのチェック・ボックスを有効にします。

  5. 次をクリックします。
  6. 次のいずれかを実行して、ワークスペース機能の宛先を選択します。:
    • 「現在のワークスペース」オプションが、現在のワークスペースに指定されたワークスペース機能をインポートすることができます。続いて、次をクリックします。
    • 新しいワークスペース・オプションが、新しいワークスペースに指定されたワークスペース機能をインポートします。次をクリックします。そして、ワークスペースの内容を提供します。次をクリックします。
  7. インポートの詳細を確認し、[完了]をクリックします。
  8. 指定されたワークスペース機能は、指定されたワークスペースにインポートされます。

入って来るツールバーの名前が、既存のツールバーと同じである場合、入って来るツールバーは、名前を変更されます。

インポートされたコマンドが、アンインストールされたマクロを呼び出す場合、機能しません。

このエントリーをはてなブックマークに追加