CorelDRAWでマクロを利用するためのドキュメント「5.2 - Creating macro projects」の和訳です。
CorelDRAWでマクロを利用するためのドキュメント「5.2 - Creating macro projects」の和訳です。
マクロを作成するプロセスは、マクロ・プロジェクトを作成することから始まります。マクロ・プロジェクトは、次の2つの方法のいずれかで作成できます。:
- Global Macro Storage (GMS)や"project"ファイルとして
- 文書で
GMSファイルを使用する
Using GMS files
マクロ・プロジェクトの保存と配布で最良の結果を得るために、あなたが、GMSファイルを使用することを強くお勧めします。GMSファイルは、マクロ・プロジェクトの種類によって異なる、アプリケーションのGMSフォルダに格納されています。
マクロ・プロジェクトの種類 | GMSフォルダ |
---|---|
ソフトウェアと一緒にインストールされるデフォルトのプロジェクト |
X:\Program Files\Corel\{suite}\{program}\GMS
|
Windows 7とWindows 8でユーザーが作成したプロジェクト |
X:\Users\{username}\AppData\Roaming\Corel\{suite}\{program}\GMS
|
マクロ・プロジェクトを理解する
Understanding macro projects
スクリプト・ドッキング・ウィンドウは、マクロ・プロジェクトで作業するための基本的なツールを提供します。より高度なツールにアクセスするために、あなたは、スクリプト・エディタ(VBAマクロ・プロジェクトの場合)やVSTA Editor(VSTAマクロ・プロジェクトの場合)を使用することができます。
スクリプト・エディタでは、VBAマクロ・プロジェクトは、プロジェクト・エクスプローラで、次のフォルダとして表示される、4種類のコンポーネントに分けられます。(「プロジェクト・エクスプローラを使用する」を参照):
- {application} Objects-主にイベント処理に使用される1つのアイテムが含まれています。:GMSに基づいたマクロ・プロジェクトのThisMacroStorageや文書ベースのマクロ・プロジェクトのThisDocument。通常のコードでは、このモジュールは、使用されません。
- Forms-カスタマイズされたダイアログ・ボックスとユーザー・インターフェイスに加えて、それらを制御するコードが含まれています。
- Modules-一般的なコードとマクロを保存するためのコード・モジュールが含まれています。
- Class Modules-オブジェクト指向のVisual Basicクラス・モジュールが、含まれています。(この文書では説明されていません)
スクリプト・エディタでは、あなたは、同じプロジェクト内で、1つのフォルダからもう一つに、コンポーネントを移動することができません。しかしながら、あなたは、コピーを作成するために、コンポーネントを別のプロジェクトにドラッグできます。
関連手順
Related procedures
マクロ・プロジェクトの作成の詳細については、次の手順を参照してください。:
マクロ・プロジェクトを作成する
To create a macro project
スクリプト・ドッキング・ウィンドウでは、以下のいずれかを実行します。:
- リストのVisual Studio Tools for Applicationsをクリックし、新規作成をクリックし、続いて、新しいマクロ・プロジェクトをクリックします。
- リストのVisual Basic for Applicationsをクリックし、新規作成をクリックし、続いて、新しいマクロ・プロジェクトをクリックします。
プロジェクト名は、通常の変数命名規則に従う必要があります。:それらは、英字で始まる必要があり、そして、スペースやアンダースコア(_)以外の特殊文字を含めることはできません。
また、あなたは、以下のことも行うことができます。:
You can also:
マクロ・プロジェクトを読み込む |
以下のいずれかを実行します。:
|
マクロ・プロジェクトの名前を変更する | リスト内のプロジェクトを右クリックし、続いて、名前を変更をクリックします。あなたは、スクリプト・エディタ内からマクロ・プロジェクトの名前を変更することもできます。プロジェクト・エクスプローラのプロジェクトをクリックします。続いて、プロパティ・ウィンドウで、(Name)値を編集します。Enterキーを押して、変更をコミットします。 |
GMSに基づいたマクロ・プロジェクトをコピーします |
リスト内のプロジェクトを右クリックし、コピーをクリックし、続いて、コピーの対象となる場所を選択します。 注記: あなたは、文書ベースのマクロ・プロジェクトをコピーすることができません。そのようなプロジェクトは、文書内で保存されます。そして、その文書とは別に管理することはできません。 |
GMSに基づいたマクロ・プロジェクトをアンロードする |
リスト内のマクロ・プロジェクトを右クリックし、続いて、マクロ・プロジェクトのアンロードをクリックします。 注記: あなたは、それが保存される文書を閉じることによってのみ、文書に基づいたマクロ・プロジェクトを閉じることができます。 |
いくつかのマクロ・プロジェクトはロックされており、変更することができません。
マクロ・プロジェクトにダイアログ・ボックスを追加する
To add a dialog box to a macro project
スクリプト・エディタのプロジェクト・エクスプローラでは、
- プロジェクトを右クリックします。
- 挿入 > ユーザーフォームをクリックします。
プロジェクトのFormsフォルダに、フォームが追加されます。
いくつかのマクロ・プロジェクトはロックされており、変更することができません。
詳細については、「マクロにダイアログ・ボックスを提供する」を参照してください。
マクロ・プロジェクトにコード・モジュールを追加する
To add a code module to a macro project
以下のいずれかを実行します。:
- スクリプト・ドッキング・ウィンドウでは、リストのプロジェクトをクリックし、新規作成をクリックし、続いて、新しいモジュールをクリックします。
- スクリプト・ドッキング・ウィンドウでは、リスト内のプロジェクトを右クリックし、続いて、新しいモジュールをクリックします。
- スクリプト・エディタのプロジェクト・エクスプローラでは、プロジェクトを右クリックし、続いて、挿入 > モジュールをクリックします。
また、あなたは、以下のことも行うことができます。:
スクリプト・ドッキング・ウィンドウで、すべてのコード・モジュールを表示するか、非表示にします。 | スクリプト・ドッキング・ウィンドウでは、シンプル・モード・ボタンをクリックします。 |
コード・モジュールを編集します |
スクリプト・ドッキング・ウィンドウでは、以下のいずれかを実行します。:
|
コード・モジュールの名前を変更する | スクリプト・ドッキング・ウィンドウでは、リスト内のモジュールを右クリックします。続いて、名前を変更をクリックします。 |
コード・モジュールを削除する |
スクリプト・ドッキング・ウィンドウでは、以下のいずれかを実行します。:
|
いくつかのマクロ・プロジェクトはロックされており、変更することができません。
マクロ・プロジェクトにクラス・モジュールを追加する
To add a class module to a macro project
スクリプト・エディタのプロジェクト・エクスプローラでは、プロジェクトを右クリックします。
- 挿入 > クラス・モジュールをクリックします。
- プロジェクトのクラス・モジュール・フォルダに、新しいクラス・モジュールが追加されます。
いくつかのマクロ・プロジェクトはロックされており、変更することができません。
クラス・モジュールの作成に関する詳細についての文書は、この文書の範囲を超えています。