CorelDRAWでマクロを利用するためのドキュメント「5 - Creating scripts and macros」の和訳です。
対応するアプリケーションのオブジェクト・モデルを使用して、JSスクリプトは、あなたが、ドキュメント、レイヤー、オブジェクト、エフェクトなどを操作するのに役立ちます。しかしながら、VBAやVSTAとは異なり、、あなたは、CorelDRAW Graphics SuiteやCorelDRAW Technical Suiteで、JavaScriptを使用してツールを作成し、ツールバーとダイアログ・ボックスのような、新しいUIアイテムを追加することはできません。
あなたは、JSスクリプトを記録し、読み込むことができます。あなたが、JavaScriptスクリプトを記録するとき、すべての情報は、ホスト・アプリケーションから提供されます。
CorelDRAWやCorel DESIGNER、Corel PHOTO-PAINTでは、動作は、Corel SCRIPTスクリプトとして記録できますが、JSスクリプトとしては記録できません。詳細については、Corel PHOTO-PAINTのヘルプのCorelスクリプトを参照してください。
VBAとVSTAと同様に、あなたは、数回繰り返す必要があるだけの動作のための一時的なスクリプトを記録するために、JavaScriptを使用することができます。新しい一時的なスクリプトが記録されるまで、一時的なスクリプトは利用できます。
あなたは、スクリプトを再生することにより、スクリプトに関連付けられている動作を実行できます。あなたが、スクリプトを編集する必要がある場合、あなたは、Notepadや代わりに、他のテキスト・エディタを使用する必要があります。アプリケーションは、専用のJavaScriptエディタを提供しません。
あなたは、スクリプトの名前を変更する、そして、削除することができます。
次の注意事項は、JSスクリプトの使用を開始するのに役立ちます。:
JavaScript環境には、UIがありません。そして、ソフトウェアのUIにアクセスできません。;まだ、CorelDRAW、Corel DESIGNER、およびCorel PHOTO-PAINTのAPI全体にアクセスできます。
ActiveDocumentやActiveViewのような、トップレベルのオブジェクトにアクセスするために、あなたは、host.ActiveDocumentとhost.ActiveViewの場合のように、トップレベルのオブジェクト"host"を使用する必要があります。
JavaScriptで利用できる他のトップレベル・オブジェクトは、今の所、スクリプトのデバッグに使用できるalert関数だけです。詳細については、「JSスクリプトをディバッグする」を参照してください。
CorelDRAWとCorel DESIGNERオブジェクト・モデルは、多くの場合、オプションのパラメーターを使用します。VBAでは、あなたは、指定しないことで、オプションのパラメーターを省略できます。たとえば、あなたが、Foo(x, , z)を使用する場合、中央のパラメーターは省略され、VBAは代わりに、既定値を使用します。JavaScriptは、この機能を直接サポートしていませんが、"undefined"を使用して、Foo(x, undefined, z)で、同じ結果を得ることができます。
現在では、あなたは、列挙識別子に対応する数値を使用する必要があります。
イベントは、現在、JavaScriptによってサポートされません。
JavaScriptは、パラメータを持つ、プロパティ・ゲッタをサポートしていません。そのかわりに、プロパティ名で命名された通常の関数を使用します。
例:someObject.somePropertyName(someInputParameter)
JavaScriptは、パラメータを持つプロパティ・セッターをサポートしていません。
私たちのJavaScriptインタプリタは、ECMAScript 6をサポートしています。そのため、あなたは、クラス ClassName { constructor() {} }のような、新しいクラス構文を使用することができます。
JavaScriptは、厳密なデータ型のチェックをサポートしていません。しかしながら、あなたは、適切な値を使用する必要があります。それを支援するために、SDK文書には、コメントが含まれています。
たとえば、コメントは、必要な数の期待される型を示します。
関連した手順
Related procedures
JSスクリプトを使用する詳細については、次の手順を参照してください。:
スクリプトを読み込む
To load a script
スクリプト・ドッキング・ウィンドウ(ツール > スクリプト > スクリプト)では、「読み込み」をクリックし、JavaScriptが配置されているフォルダを選択します。
スクリプトを記録する
To record a script
- ツール > スクリプト > 記録開始をクリックします。「マクロの記録」ダイアログ・ボックスが、表示されます。
- 「マクロの名前」ボックスでは、スクリプトの名前を入力します。
- ボックス内の「マクロを保存」では、「ユーザー・スクリプト」をクリックします。
- 「説明」ボックスに、スクリプトの説明を入力し、「OK」をクリックします。
- あなたが、記録する動作を実行します。アプリケーションは、あなたの動作を記録し始めます。あなたが、記録を休止させたい場合、ツール > スクリプト > 記録休止をクリックします。記録を再開するために、この手順を繰り返します。記録を停止するために、ツール > スクリプト > 記録停止をクリックします。
次のことに注意してください。:
Note the following:
- スクリプトを記録する前に、あなたが、記録したい場所で、あなたが記録する命令と動作と順序を正確に把握していることを確認してください。あなたが、記録を開始する時、スクリプト・レコーダーは、あなたが、図面の中で作成するあらゆる変化を捕えます。たとえば、あなたが、shapeを作成する場合、shapeの大きさを変更します。続いて、色を変更すると、スクリプトはすべての変更を記録します。あなたが、変更が完了したとき、あなたは、スクリプトの記録を停止する必要があります。
- あなたは、ツール > スクリプト > 記録を中止をクリックすることによって、マクロの記録をキャンセルし、これまでに記録されたコマンドを破棄することもできます。
- あなたは、スクリプト・ドッキング・ウィンドウ(ツール > スクリプト > スクリプト)を使用することで、マクロの記録、記録、一時停止、停止もできます。
- スクリプトとしてUndoリストの動作を保存するために、ウィンドウ > ドッキング・ウィンドウ > 履歴をクリックします。あなたが記録したい動作を実行します。続いて、履歴ドッキング・ウィンドウのスクリプト・ボタンとして、保存をクリックします。
一時的なスクリプトを記録する
To record a temporary script
- ツール > スクリプト > 一時的なスクリプトの記録をクリックします。
- あなたが、記録する動作を実行します。アプリケーションは、あなたの動作を記録し始めます。あなたが、記録を休止させたい場合、ツール > スクリプト > 記録休止をクリックします。記録を再開するために、この手順を繰り返します。記録を停止するために、ツール > スクリプト > 記録停止をクリックします。
次のことに注意してください。:
Note the following:
- すべての動作を記録できるわけではありません。
- あなたは、ツール > スクリプト > 記録を中止をクリックすることによって、スクリプトの記録をキャンセルし、これまでに記録されたコマンドを破棄することもできます。
- あなたは、スクリプト・ドッキング・ウィンドウ(ツール > スクリプト > スクリプト)を使用することで、一時マクロの記録を一時停止および停止することもできます。
スクリプトを再生する
To play a script
スクリプト・ドッキング・ウィンドウでは、リスト内でスクリプトをクリックし、Runボタンをクリックします。
一時的なスクリプトを再生する
To play a temporary script
ツール > スクリプト > 一時的なスクリプトを実行するをクリックします。このオプションは、あなたが、一時スクリプトを記録した後だけ、有効になります。
スクリプトの名前を変更する
To rename a script
スクリプト・ドッキング・ウィンドウでは、スクリプト名を2回クリックし、新しい名前を入力します。
スクリプトを削除する
To delete a script
スクリプト・ドッキング・ウィンドウでは、リスト内でスクリプトをクリックし、続いて、Deleteボタンをクリックします。