Home Illustlation > グラフィックツール > Corel Draw > 基本操作 > 線(ベクトル・オブジェクト)を描く

CorelDrawで線(ベクトル・オブジェクト)を描く

新規作成日 2019-04-02
最終更新日

「CorelDRAW® Graphics Suite 2018」で、操作方法を確認しています。

ベクトルオブジェクトの基本構造

CorelDrawで描く線は、ベクトル・オブジェクトです。ベクトル・オブジェクトは、座標を表す「ノード」と、それを結ぶ線「セグメント」で構成されています。これを、1つ、あるいは複数つなげたものを「パス」と呼びます。

「パス」には、オブジェクトのプロパティを指定することで、幅、色、線の形、端部の形状、角の接続の形状を指定することができます。

「始点ノード」と「終点ノード」が、同じ位置にある「パス」を「閉じたパス」と呼びます。

開いた直線のパス

開いた直線のパス

閉じた直線のパス

閉じた直線のパス

ベクトルオブジェクトのパスは、直線だけでなく、曲線も表現することできます。曲線を表現する方法には、「ベジェ」と「Bスプライン」があります。

CorelDrawの線を描くツール

CorelDrawは、複数の線を描くツールを持っています。目的に合わせて使い分けてください。

CorelDrawの線を描くツール

詳しい使い方は、ヘルプを参照してください。

Bスプラインは別のツール

CorelDrawでは、Bスプラインは、別のツールです。他の線を描くツールとは、別の扱いのようです。Bスプラインで曲線を描いた後、その端部から、他の線を描くツールを使って、線を描いてもつながった線になりません。別の線として新たなオブジェクトが作成されます。また、逆も同じです。

ベジェツールでは、このようなことことは起こりません。(※Bスプラインとベジェ曲線も繋がりません。)

2つのオブジェクトで構成された閉じた図形では、実際には閉じた図形として認識されていないため、その中を塗りつぶすことはできません。

Bスプラインで曲線を描いた後、その端部から、他の線を描くツールを使って、線を描いてもつながった線になりません。

Bスプラインで曲線を描いた後、既に描いたBスプライン曲線を選択し、その端部から、再度、Bスプラインで描くと、新たに描いた分も合わせて、1つのオブジェクトになります。

追加した制御点で、尖った形状にするには、Vキーを押しながら点を追加します。

そのため、閉じた図形で囲まれた部分を塗りつぶすことができます。

Bスプラインで曲線を描いた後、既に描いたBスプライン曲線を選択し、その端部から、再度、Bスプラインで描くと、新たに描いた分も合わせて、1つのオブジェクトになります。

2つの線で描かれた閉じた図形を接続する

Bスプラインで描いた曲線に、他の線種で書き加えた閉じた図形をつなげて、その中を塗りつぶすには、どうしたら良いのでしょうか?CorelDraw2018では、つなぐ方法は用意されていません。

そこで、この2つの線の輪郭から、新たなオブジェクトを作成することで、2つの線がつながったのと同じ形状のオブジェクトを作成します。

2つの線で描かれた閉じた図形を接続する
このエントリーをはてなブックマークに追加