CorelDrawで、イラストを作り続ければ、作成したイラスト、参考にした画像、作成に使用したドキュメントがたくさん溜まっていくはずです。それらをデータを効率的に再利用するためには、データを整理して管理することが大切になるはずです。
CorelDrawに同包されているCorel CONNECTなどのライブラリ管理ツールを使用することを考えると、1つのイラストを1つのドキュメントに格納してフォルダ分けして保存したほうが、作成したイラストや画像の再利用が楽になりそうです。
Corel CONNECTのコンテンツを保存する場所を変更する
Corel CONNECTは、ネットワーク上のコンテンツを検索し、ダウンロードできます。ダウンロードしたコンテンツは、ローカルに保存されます。保存する場所は、設定で変更できます。
歯車アイコンから、オプションを選択します。
トレイのデフォルトの場所をコンテンツを保存したい場所に変更します。
Corel CONNECTにフォルダを追加する
データを格納したフォルダを追加するには、「お気に入りフォルダ」枠に、データを格納したフォルダをドラッグしてフォルダを追加してください。
イラストを格納するフォルダ名
CorelDrawでは、1つのドキュメントに複数のシートが扱える上、シート状に、複数のドキュメントを配置できるので、ついつい、1つのドキュメントに複数のイラストを格納したままにしてしまいます。
この状態のドキュメントでは、中に格納しているどのイラストが、エクスプローラーのサムネイルとして表示されるかどうかが、指定できないので、再利用する際に、使用したいイラストを探すことが大変です。
そのため、作成に使用したドキュメントととは別に、作成したイラストだけが入ったドキュメントを新たに作成し、カテゴリーごとにフォルダ分けして格納しておいたほうが良さそうです。
データ整理の例として、以下のようなフォルダ構成を考えました。
「CorelDrawX3_Contents」のフォルダ構成を参考にしました。
MyContentsフォルダ下に以下のフォルダを作成し、作成したデータを格納することにしました。
- Clipart
CorelDrawで作成したデザインファイル。
作成途中に使用した最終作品に関係のないオブジェクトは削除する
1つのデザインをA4サイズのCorelDrawドキュメント(cdr)に、1つだけ格納する
- Atelier
CorelDrawでデザインを作成した際に使用したドキュメント
作成途中で使用したオブジェクトも削除せずにそのまま残しておく。
- Objects
背景を切り抜いた画像ファイル
- Photos
背景が切り抜かれていない画像ファイル
作成したデータは、バックアップソフトを使用して、スケジュールバックアップを行ったり、適時、光学ディスクにデータをコピーして、HDDの故障によるデータの消失に備えましょう。