CLIP STUDIO PROは、グラフィックエディタとしては、低価格で入手できるため、手軽に使い始めることができます。
コミックやイラストを作成するためのツールとして、評価されており、コミックやイラストを作成するための情報は、かなり豊富に提供されています。
しかし、Web素材や説明文書の作成の際に必要な説明画像としての図解やイラストの作成方法としての切り口では、あまり説明が存在しません。 もちろん、他のグララフィックツールでも、Web素材や説明文書の作成についての操作方法の説明は、同じように存在しません。
そのため、コミックやイラストを作成するための情報から、必要な部分を拾い集めて、目的を達する必要があります。
写真で4角のものを撮影したとき、台形に歪んでしまうことがあります。CLIP STUDIO PROの画像変形機能で、歪んだ写真を長方形に変形します。
写真を読み込む
エクスプローラーから、追加したい画像をキャンパスペインにドラッグ&ドロップします。
あるいは、[ファイルメニュー]→[開く]で、開きたい写真ファイルを開きます。
写真データの解像度が低いと絵が小さくなってしまうので、イラストとして使用するためには、3000px☓2500px以上の画像が使いやすいと言われています。
用紙レイヤーを追加する
写真データーには、用紙レイヤーが存在しないので、作成します。
OKをクリックします。
用紙レイヤーが追加されました。
画像を加工する
水平垂直を確認するために、グリッドを表示します。
[表示]メニューから[グリッド]を選択します。
向きを変えます。
[編集]メニューから[キャンパスを回転・反転]を選択するとコマンドメニューが現れます。 写真が横を向いている場合は、90度回転させます。角度を指定する回転や、画像で、矩形を指定し、 その対角と水平垂直との角度を指定して、回転させる機能は、確認した時点では存在しませんが、 ドラッグして画像を回転させる機能は、[変形]から、[拡大・縮小・回転]を選択します。
変形させます。
長方形のものの写真を撮影しても、写真の中の画像は、ほとんどの場合、長方形にはなりません。そこで、変形させて、長方形にします。
[編集]メニューから[変形]→[自由変形]を選択します。
外側の4角形の四隅と辺の中央にある小さな四角形をドラッグして、変形します。グリッドを目安に、画像を長方形に変更します。
[編集]メニューから[変形]→[確定]を選択し、変更を確定します。
グリッドを非表示にします。
色調を調整する
[レイヤー]メニューから、[新規色相補正レイヤー]→[明るさ・コントラスト]を選択します。
明るさコントラストを調整し、見やすい色にします。
画面の表示を見ながら、調整することになるので、ディスプレイの色合いの調整を予めしておく必要があります。測定し自動調整してくれる装置も販売されています。
これで、完成です。
保存する
この加工した画像から、必要な部分を別の画像としたいのですが、操作方法がわかららないので、そこは、今までつかていたグラフィック・ツールで、クロップし、拡大縮小し、Web素材として使用します。
[ファイル]メニューから、[別名で保存]を選択します。
後で、修正する場合は、「CLIP STUDIO FORMAT」で保存します。
Web素材として使用する場合は、PNGで保存すると扱いやすいと思います。