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巡回冗長検査(CRC)エラーとは

新規作成日 2016-11-03
最終更新日

巡回冗長検査CRCエラーとは、ハードディスクやDVDなどのデータ記録面に連続したデーターの破損が発生し読み込めなくなった状態のことです。

DVDなどの光学ディスクでは、物理的な傷や記録色素の劣化などが、HDDの場合では、不良セクターの大量発生が原因として考えられます。

光学ディスクの場合の対応

傷の場合は、傷が読み込み影響しなくなる磨く装置が販売されています。手動のものもありますが、電動のものをお勧めします。 また、読み込みに問題がかくなることを目的にしていますので、この磨く処理をすることで目に見える細かい傷がたくさんつきます。 くれぐれも、借りた光学ディスクに処理を行わないことをお勧めします。 研磨剤が荒いだけなので、歯磨き粉などのより細かい研磨剤を使用すれば、傷が見えなくなると思われます。

記録色素の劣化の場合は、復元ソフトでデータを回収できければ諦めた方が良さそうです。 電源出力が劣化したPCの光学ドライブで書き込んだディスク、海外製の怪しいディスクに書き込んだものに読み込み不良が発生しやすい気がしています。

光学ディスク用のレンズクリーナーも存在しますが、これを利用するよりもドライブを買い替えた方が良さそうな気がします。 レンズ表面の汚れは取れても、レンズの劣化による着色(プラスチックレンズ)やレーザーの出力低下には、効果がないと思われるためです。

HDDの場合の対応

  1. HDDの物理的な故障の可能性があるので、データーが重量な場合は、リカバリーサービスに依頼します。

  2. リカバリーサービスには、依頼しないと決めている場合は、復元ソフトで、データーを回収します。回収できなければ諦めます。

  3. リカバリーソフトも使用しない場合は、フリーソフトあるいは、xcopyでデーターを回収します。改修できなければ諦めます。

リカバリーソフトも使用しないでデータの回収に挑戦する

予防方法

光学ディスクの場合

ユーザーレビューなどを参考にしたりして品質の良いディスクを使用する。 PCの電源が弱った状態で書き込み操作をしない。ことなどが重要です。

光学ドライブのディスクの取り出し

エクスプローラーから、「光学ドライブ」を右クリックして「ディスクの取り出し」を選択した際、 トレイが出てこなかったら、電源ユニットからの電源出力の低下が疑われます。このような状態での書き込みは、危険です。

HDDの場合

SMRTP監視ソフトを常駐させましょう。不良セクタの値が急増した際に、HDDのバックアップを行えばデータを消失することなく、新しいHDDに移行できます。 目安は、同じHDDで、週に2回以上不良セクタが発生したときです。代わりのHDDを発注してください。 代わりのHDDが届く前に、1日2回以上不良セクタが発生するようであれば、HDDの電源を抜いておきましょう。

代わりのHDDが届いたら、速やかにデータを移動させます。この時、ディスククローンを使用すると問題が発生することが多いので、通常のコピー貼り付け操作でデーターをコピーします。

これで、HDDが完全に壊れる前に、データを新しいHDDに移行することができます。

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