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接続するとOS(Windows10)が起動しないHDDから、ファイナルデータを使用してデータの回収した。データ回収成功!ST31500541AS_cc34

新規作成日 2016-09-04
最終更新日

対象となるHDDを接続すると、パソコンが起動しない場合があります。そのような状況のHDDから、データを回収する作業の流れを紹介します。

もちろん、HDDの壊れ方は、それぞれ異なりますので、必要な対応も異なります。データ回収作業の参考になればと思います。

※ 対象となるHDDは、HDDの状態を監視し、不良セクタの増大が観察されたので、 その時点で、別のHDDにデータを回収しています。すでにRMAの対象期間も確認し機関外である事も確認しています。 その後、読み込めない状態になったので、ファイナルデータのデータ回収の手順を説明するために、作業を行いました。 実際には、スキャンのみを行い、ファイルが確認できたところで終了しています。 おそらく、ほとんどのデーターは、問題なくデータは回収できるものと思われます。私は、直接作業していますが、 データリカバリーの記事を読むと、壊れたHDDのデータを正常なHDDにコピーして、コピーしたHDDで作業し、元のHDDはそのまま置いておくと書かれています。

HDDの不良セクタを監視する

このような壊れ方とは別に、Seagate社製のHDDでは、起動のためのデータを格納した領域に不良セクタが発生すると、 HDDが読み込めなくなる現象が発生するようです。 これは、突然死とも呼ばれ、不要セクタの観察では防げない症状です。

準備

回収したデータを格納するためのHDDを用意する

データを回収するHDDと同じか、それより大容量のものが必要です。もちろん、回収するデータ量が少なければ、回収するデーターより大きければ問題ありません。 しかし、何度も作業すると、対象となるHDDが壊れてしまう可能性があるため、回収するHDDと同じか、それより大容量のものを用意することをお勧めします。

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データーを回収するHDDの型番を記録しておく

重要です」作業するHDDを特定するために、型番を控えておきます。

ファイナルデータは、どのHDDか判断するための情報があまり提供されません。

HDDをつなげると、パソコンが起動しない場合のデータ回収手順

HDDからのデータの回収作業ではよくある現象です。 対処方法は、私が把握しているものは、次の3つです。3番目が確実ですが、OSで認識させたほうが操作が楽になります。

  • 電源を切って、再起動して、偶然起動するのを期待する。
  • パソコンが起動後(ブザー音のあと)、OSが起動する前に、HDDを接続する。
  • ファイナルデータを単独起動させ、その後の処理を行う。

ファイナルデータは、読み込めなくなったHDDからデータを回収するためのアプリケーションです。

今回は、電源を切って再起動するとOSが起動しました。しかし、エクスプローラーを起動すると応答無しになり、何の操作も行えません。

今回は、電源を切って再起動するとOSが起動しました。しかし、エクスプローラーを起動すると応答無しになり、何の操作も行えません。

再起動を実行すると、終了にも、起動にも時間がかかりました

この後、他のアプリケーションも起動しませんでした。そこで再起動を実行すると、終了にも、起動にも時間がかかったので、チェックディスク機能による復元を期待しましたが、再起動後も同じ状況でした。

起動設定を、光学ドライブから起動する設定に、変更する

作業用パソコンの起動設定で、光学ドライブから起動する設定に、変更します。起動速度を上げるため、 通常起動するHDDが、一番先に起動ドライブとして確認するように設定されています。 しかし、今回のように専用環境から起動する場合は、USBや光学ドライブから起動させる必要があります。 そのため、ドライブの起動順位をマザーボードBIOSで変更します。

起動時のBIOS画面で、DELキーを押して設定画面に入ります。

起動時のBIOS画面で、DELキーを押して設定画面に入ります。

BIOS SETUP UTILITYで、Bootを選択し、1st Boot Device で、光学ドライブを選択します。

BIOS SETUP UTILITYで、Bootを選択し、1st Boot Device で、光学ドライブを選択します。

Exitタブを選択します。

Exitタブを選択します。

保存して、終了します。

保存して、終了します。

ファイナルデータの起動ディスクでブートする

光学ドライブに、ファイナルデータの起動ディスクを挿入し、起動します。

光学ドライブに、ファイナルデータの起動ディスクを挿入し、起動します。

Windowsが起動します

Windowsが起動します

コンソールで、プログラムが実行されます。

コンソールで、プログラムが実行されます。

「FINALDATAを実行」を選択します。

「FINALDATAを実行」を選択します。

シリアル番号の入力が求められます。面倒なので、改善してもらいたい部分です。

シリアル番号の入力が求められます。面倒なので、改善してもらいたい部分です。

起動します。

起動します。

ドライブ文字が付け直されているので、どのHDDか判断することができません。

次に、データを回収するドライブを選択するのですが、ドライブ文字が付け直されているので、どのHDDか判断することができません。

物理ドライブタブを選択し、控えておいた製品コードから、処理するHDDを判別します。

物理ドライブタブを選択し、控えておいた製品コードから、処理するHDDを判別します。 同じHDDが存在すると判断できないことがあることに注意が必要です。

パーティションの検出が開始されます。

パーティションの検出が開始されます。

データを探すパーティーションを選択します。

データを探すパーティーションを選択します。今回は、1つしか存在しなので迷うことはありません。

削除されたファイルの検索が始まります。

削除されたファイルの検索が始まります。

ファイルとフォルダが検索できました。

ファイルとフォルダが検索できました。

回収したデータを保存するドライブを指定します。

回収したデータを保存するドライブを指定します。HDDドライブの情報が少なすぎてどれを選んだらいいか迷うので、 あらかじめ、特徴的な名前のフォルダを作成しておくといいかもしれません。

復元するファイルを選択し、復元をクリックすると復元可能であれば、復元できます。

復元するファイルを選択し、復元をクリックすると復元可能であれば、復元できます。

ファイナルデータは、回収できないと考えていたデータを回収するためにはかなり強力なツールです。 データをあきらめる前に、ファイナルデータのようなデータ回収ツールでのデータ回収にチャレンジしてみましょう。

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