不良セクタの発生を検出することなく、突然、認識できなくなったST3000DM001から、ファイルを回収したいと思います。このHDDは、不良セクタの発生を検出することなく、突然、認識できなくなりました。ディスクの管理からは認識できます。作業しているパソコンでは、HDDを認識できていますが、もう1台のパソコンでは、接続していると起動できません。パソコンに搭載されているSATAインターフェイスによって、挙動が変わるようです。
認識できているパソコンのマザーボード GA-F2A85X-D3H
認識できないパソコンのマザーボード A790GXH128H
(接続しているとパソコンが起動しない、BIOSチェック後にHDDを接続してもHDDを認識しない)
Final Dataでは、セクタスキャンだけで丸3日かけてスキャンしたが、1つのファイルも認識できませんでした。
ディスクの管理ではHDDは認識されています。初期化すれば、HDDは使えそうですが、問題は、この中のファイルを取り出したいのです。
EaseUS Data Recovery Wizard Proの体験版を試すことにした。ファイルが回収できるようなら、その場で購入する予定です。
EaseUS Data Recovery Wizard Pro12.9 体験版をインストールします。
EaseUS Data Recovery Wizard ProでHDDをスキャンする
EaseUS Data Recovery Wizard ProでHDDをスキャンします。
エクスプローラで表示されないHDDが表示されています。HDDの型番とシリアル、ボリューム名が表示されないので、処理するHDDと関係のないHDDを外して作業しないとどのHDDを処理するのか、どのHDDに回収したデータを格納するのか判断できなくなる可能性があります。
スキャンするHDDを選択して、スキャンをクリックします。
HDDの型番とシリアル、ボリューム名が表示されないので、処理するHDDと関係のないHDDを外して作業しないとどのHDDを処理するのか、どのHDDに回収したデータを格納するのか判断できなくなる可能性があります。
エクスプローラで表示されないHDDも表示されています。スキャンするHDDを選択して、スキャンをクリックします。
ここで、不具合のあるHDDが表示されていない場合は、パソコンに認識されていないということです。作業できません。他のパソコンや他のHDDインターフェイスを使って認識させることができないか試してみましょう。
スキャンが始まります。時間がかかるはずなので、ここ放置します。2019-05-08 17:50分頃開始
アプリケーション側で対応してくれるのかもしれませんが、電源とスリープ設定は、あらかじめオフにしておきましょう。
ちょくちょく表示が変わり、不良セクタのスキップが行われていると表示されます。
進行状況は、ウィンドウの下部に表示されます。
スキャンが完了しました。(2019-05-09 7:00には、既に終了していました。)ファイルは、1つも見つかりませんでした。
Final Data10特別復元版でスキャンしたときと同じく、ファイルは1つも見つかりませんでしたが、3TBのHDDに対して、ファイナルデータは、丸3日セクタスキャンに必要なのに対して、EaseUS Data Recovery Proは、13時間でスキャンが終了していました。しかし、今回の事例では、どちらもHDDからデータを回収できませんでした。