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Libreoffice Basic言語部分の知識

新規作成日 2019-10-23
最終更新日

LibreOffice Basicの基礎知識

LibreOffice Basicは、LibreOffice Basic本来の記述スタイルとWindowsアプリケーションで頻繁に使われているVBA互換の記述スタイルが利用できます。

LibreOffice Basicを使ってマクロを記述する際にあらかじめ知っておいたほうよいと思われることを中心に確認していきます。

LibreOffice Basic向けの情報は、かなり少ないので、Apache OpenOffice Basicの情報を参考にする必要があります。

プログラムを記述する場所

プログラムは、IDEを起動して記述します。

プログラムは、通常は、文書の中に記述し、通常は、モジュールの中に記述します。ただし、入力補助に使うような複数の文書から使用するマクロは、共通マクロのStanderdの中に記述します。

そして、モジュールの中にある、Sub … Endsub ステートメントのなか、あるいは、Function … Endfunctionの中に記述します。

参考
マクロの保存場所を指定する

マクロを保存する場所は、マクロエディタで指定します。

Basic 言語では、一行ごとにプログラミングコードを完結させる

Basic 言語では、改行コードまでの 1 行が 1 つのプログラミングコードとして完結している必要があります。同様に、関数呼び出しや数値演算および、関数やループのヘッダ部なども、1 行の中に収まっている必要があります。

複数行に分けて記述する場合は、下線記号 (_) を末尾に追加した後、改行して続きを記述する必要があります。

複数の行を1行に記述する

OpenOffice Basic では、コロン記号 「:」で区切ることで、複数の行に記述する必要のあるコードを1行にまとめることができます。

大文字と小文字は区別されない

Basic 言語では、大文字と小文字は区別されません。しかし、作成するプログラムが、大文字と小文字は区別する、APIやUNOや他の言語と組み合わせて使用する可能があります。結果として、Basic 言語では、大文字と小文字は区別されませんが、記述するプログラムは、区別される言語でも問題がないように記述することを意識したほうが良いかと思います。

コメント

コメント記述子「'(シングルクォーテーション)」や「Rem」(大文字と小文字を区別しないので「Rem」、「REM」、「rEm」など、混在可能です)を文頭に置くことで、それ以降の文をコメントして扱い、プログラムとして実行されないようにすることができます。

コメントには、プログラム各部の説明および、各種の参考情報などを記入しておくことができます。

参考

LibreOffice Basicの言語部分の知識

  • LibreOffice Basicのデータ型

    ほとんどの場合、使用するデータ型は限られているので、特に意識する必要もありません。たまに、参照する必要があるときがあります。意図した結果が得られない場合は、確認してみましょう。

  • 変数を明示的に宣言する

    Basic では、変数を使う際、予め宣言する必要はありません。しかし、使用する変数を宣言するとコードが見やすくなると言われています。

  • LibreOffice Basicの演算子
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