Windowsは、使っているといつの間にか不安定になります。アプリケーションがインストールできなかったり、更新しできなかったり、設定の変更が反映されなくなった場合は、クリーンインストールを行う必要があります。
クリーンインストールでは、一度、全て、Windwos10を消してしまい、新たにOSを再インストールする手順です。メーカーPCでは、OSのクリーンインストールではなく、リカバリーで対応します。リカバリーについては、それぞれのメーカーの機種ごとの説明を参照してください。このページでは、扱いません。
これまで、溜まった不要なデータやプログラムが削除されるので、使用し続けることで発生するOSの不具合を解消することができます。
データや設定の保存
今まで作成したデータや設定が、OSのクリーンインストールすることでなくなってしまったら、困ってしまいます。そこで、作業の前にデータをOSをインストールするドライブから、取り出し、どこかに保管しておく必要があります。写真や音楽などの変更しないデータについては、この機会に、光学ディスクに保存しておくことをおすすめします。光学ディスクは、USBメモリなどのフラッシュドライブ、HDDなどよりも長期保管が可能です。ただ、10年ほどの寿命と言われていますので、長期保管には、長期保管用のディスクを使用するか、10年をめどに、再度、別のディスクに書き込む必要があります。
Cドライブに、データフォルダを作成し、そこにデータを格納している場合は、OSのクリーンインストールと一緒にデータが消えてしまいますので、データを光学ディスクに書き込むか、他の場所に移動しておきましょう。
また、ネットワークで、ライセンスを管理するアプリケーションでは、クリーンインストール前に、アプリケーションをアンインストールしておかないと、サポートに電話連絡を行い、ライセンスを開放する作業が必要になるので、クリーンインストール実行前にアンインストールしておきましょう。
アドビ社のアプリケーションを使用している場合は、確実に、アンインストールを行ったあと作業しましょう。
Microsoft社のOfficeアプリケーションも、アンインストールしておいたほうが安心です。
インストールメディアを作成する
クリーンインストールする間に、新たにインストールメディアを作成しておきます。以前、インストールメディアを作成いる場合は、それを使ってもインストール可能ですが、更新に時間がかかるので、新たに、インストールメディアを作成しておくことをオススメします。
BIOSで、起動ドライブを変更する
では、クリーンインストールを行います。実行前に、Cドライブに、データを保存していないか、アプリケーションの設定ファイルやマクロ、辞書などのデータの回収し忘れがないか、再度確認しましょう。
起動ドライブの選択メニューが、別に用意されている機種では、起動ドライブを選択し、インストールメディアを選択します。
起動ロタライブの選択は、起動時に、F12キーを押して行う場合が多いです。また、BIOSメニューの起動は、DelキーあるいはF2キーを押す場合が、多いです。
クリーンインストールを行う
では、クリーンインストールを行います。実行前に、Cドライブに、データを保存していないか、アプリケーションの設定ファイルやマクロ、辞書などのデータの回収し忘れがないか、再度確認しましょう。
確認が、終わったら、インストールメディアをセットし、再起動を行います。
インストールメディアから、起動され、インストールが始まります。インストールメディアで起動してインストールを始めないとクリーンインストールは、できないようなので注意が必要です。
インストール言語、時刻と日付の形式、キーボードの入力方式、キーボードの種類を選択し、「次へ」をクリックします。
今すぐインストールか、コンピューターを修復するを選択します。今回は、クリーンインストールが目的なので、今すぐインストールを選択します。
セットアップが始まります。
プロダクトキーの入力画面になりますが、Windows8のアップグレード版から、Windows8.1、Windows10にアップデートして使用しているので、Windows8のアップグレード版のプロダクトキーしか持っていません。そのため、中央下に表示されている「プロダクトキーがありません」を選択します。
インストールするOSは、Windows10 ProとWindows10 Homeで選択できます。ライセンスを持っている方をインストールしてください。
ライセンスを確認します。
下の「Windowsのみをインストールする」を選択します。
現在のOSがインストールされているドライブを探します。この画像では、「ドライブ2」にシステムがインストールされています。ドライブ2の4つのパーティーションを削除します。
警告が表示されます。
ドライブ2のすべてのパーティションが削除できました。
ドライブ2を選択し、「次へ」をクリックします。
インストールファイルの準備が始まります。
「設定のカスタマイズ」をクリックします。
無駄にマシンバワーを消費ししそうな項目が並んでいますので、必要がなければOFFに切り替えます。
個人利用の場合は、「自分が所有しています」を選択します。
マイクロソフトアカウントのサインインが求められますが、「この手順をスキップする」を選択します。「
詳細設定をする」を選んでおいて言うのは、おかしいかもしれませんが、インストールに必要のない情報の入力は、インストール中やインストール後に要求するようにしてもらいたいものです。
PCのアカウント名は、フォルダ名などいたるところで公開されることになるので、名前などの個人情報を含むものを使用しないことをおすすめします。
また、外国製ソフトを使用する場合、アカウント名に日本語を使用するとエラーを招きます。これは、アカウント名をフォルダ名に使用するので、日本語ファイル名に対応していないとエラーで読み込めないことに起因します。英大文字、小文字、数字の組み合わせで設定することをおすすめします。
更新プログラムをインストールするので、ネットワークに接続します。
今後何度も更新プログラムは、インストールされるので、左下に表示されている「今は実行しない」を選択して先にすすめることもできます。
設定を選択します。
音声認識型のヘルプシステムの説明が始まります。「今は、実行しない」を選択します。
重要性の低い内容の情報を不必要な場面でこまめに尋ねることで、利用者を混乱させようという意図が見えます。「次へ」をクリックします。これで、あとは、インストールが終わるのを待つだけです。