作業の流れ
新しいHDDを用意する
現在使用しているHDDと同じ寸法、同じインターフェイスで容量の大きいHDDを選択します。
コピー元のHDDとコピー先のHDDの両方を同時につないでおく必要があります。
外付けケースを使用する場合は、eSATA > USB3 > USB2の順序で早くなります。 そのため、利用できれば、eSATAやUSB3のものを選択したほうが作業が楽になります。
HDDのクローンを作成する
HDDクローンを作成できるソフトを使用して、クローンを作成します。
コピー元のHDDと、コピー先のHDDのメーカーと容量を確認しておきましょう。同一容量、同一メーカーのHDDで区別が 難しければ、対象としないHDDを外しておくと、意図しないHDDに書き込む操作ミスを防ぐことができます。
HDDを交換する
コピー元のHDDを外し、その位置に、コピー先のHDDをつなげます。コピー元のHDDは、動作確認が済むまでデータを消してはいけません。
きちんと動作するか確認します
パソコンを起動して、ちゃんと起動するか確認します。
起動しなければ、元のHDDに戻し、コピー元、コピー先のHDDにチェックディスクを実行し、再度クローンを実行します。 それでもできなければ、HDDが壊れかけている可能性があります。ファイルエクスプローラーで、 可能な限りデータを他のディバイスにコピーして、データのバックアップをとります。 そして、ディスククローンをあきらめて、OSのクリーンインストールを行います。
元のHDDを他の用途に利用します。
きちんと起動することが確認できたら、コピー元のHDD内のデータは不要ですので、消去して他の用途に使用できます。 誤って、他のHDDを消去しないように注意しましょう。
利用するツール
Acronis True Image
HDDメーカーから無料で提供されているツールは、Acronis True Imageの機能限定版です。 HDDのクローンを作成するだけであれば、HDDメーカーから無料で提供されているツールで問題なく作業できます。
Acronis True Imageの製品版は、バックアップソフトなので、 HDDのクローンだけでなく、日々のデータをスケジュールに沿ってバックアップしたり、廃棄するHDDのデータを安全に削除することができます。
参考:HDDメーカーが提供するソフト
※ Acronis True Imageは、複数のバージョンを共存させることができません。 正規版の旧バージョンとHDDメーカーが提供するバージョンを共存させることはできません。
Acronis True Image for PC 2015(体験版)では、ディスククローンが使えません。
Acronis True Image 2009 Home(旧バージョン)Windows版では、NTFSフォーマットのHDDをコピー元に使用できません。 起動ディスク版(専用OSおそらくLinux)での動作は確認していません。新しいバージョンであれば問題ないと思います。
Todo Backup Free 9.2
無料バックアップソフト!安全なバックアップ、ディスククローン、ディザスタリカバリソリューション、ワンクリックでシステム、ファイルおよびアプリケーションをバックアップ!
DiskWizard(Seagate配布ツール)
Acronis True Imageの機能限定版です。使用するためには、パソコン内にSeagateのHDDが存在している必要があります。
参考:DiskWizardをインストールします
参考:DiskWizardでHDDのクローンを作成します。
Acronis True Image WD Edition Software(WD配布ツール)(外部サイト)
Acronis True Imageの機能限定版です。使用するためには、パソコン内にWDのHDDが存在している必要があります。
パソコン引越ツール
パソコン引越しツールを使うと、HDDをクローンするだけでなく、今まで使っていたデータ、アプリケーション、設定の多くを移動することができます。