不具合の発生したHDDを復元処理する際、不具合の発生したHDDは、動かすことで劣化が進む可能性が高い。
そこで、HDDの内容を別のHDDにコピーし、コピーしたHDDで復元作業を行うことが多い。
通常のHDDコピーツールと異なり、不具合の発生したHDDのコピーを行うことに特化しているコピーツールが存在する
Ddrescue - Data recovery tool
不具合の発生したHDDの内容を正常なHDDにコピーするためのツール。Linux上で動作する
Ddrescue - Data recovery tool 公式
使い方は、インターネットで検索してください。
さらに追加:もしどうしても自分で! と考える場合は、GNU ddrescueを使って たっぷりと時間をかけてクローンドライブを作成し、それから、サルベージソフトを 使うことをお勧めする。
GNU ddrescueは、エラーセクタのスキップや逆読みもできるので、通常では読み取れない セクタも読みだしたクローンの作成ができるので、クローンを作製だけで、 障害の解消ができる場合もある
FromHDDtoSSD
FromHDDtoSSDは、データソリューションセンター(IUEC)よって提供されている日本で開発されたHDD管理ツールです。
FromHDDtoSSDでは、ヘッドレストレーションと呼ばれる機能で、壊れかけのHDDを制御し、新しいHDD/SSDにセクタイメージを転送できます。サポートエディション以上で利用できます。
FromHDDtoSSDの詳細については、「検査・復旧・不良セクタ修復ソフトウェア FromHDDtoSSD」を参照してください。
EaseUS Todo Backup
EaseUS Todo Backupでも、不良セクタのあるHDDのクローンを作成できます。
公式サイト:EaseUS Todo Backup
AOMEI Backupper Standard
バックアップソフトのAOMEI Backupper Standardでも、不良セクタのあるHDDのクローン作成に対応しているようです。
Acronis True Image
Acronis True Imageで不良セクタありのHDDを入れ替える(「ディスクとパーティションのバックアップ」を選択すると不良セクタのあるHDDをコピーできる)
記事は、すでに現行のバージョンと異なるので、購入前サポートを利用して、不良セクタのあるHDDのクローンの作成方法を問い合わせてから購入したほうが無難です。
公式ページ:Acronis True Image
CloneMeister クローンマイスター
リードエラーが発生しているHDDのクローンを作成するHDDコピーソフト。
公式ページ:CloneMeister クローンマイスター
5回の回数制限版が、5400円、回数制限のない正規版が 75600円です。
不良セクタのの発生量に速度が異なると思いますが、レビューによると、2TBで、64時間、3TBで、1週間の処理時間がかかったとのコメントがあります。
MARSHAL マーシャル 第3世代 HDD エラースキップスタンド MAL-5135SBKU3 CS6038
不良セクタが存在してもHDDクローンを作成できるHDDスタンドです。奥山電脳工房のホームページの記事「障害時の対応と復旧について」の中で紹介されていました。
不具合の発生したHDDを直接操作して作業するのではなく、HDDクローンを作成して、クローンで復旧作業を行うことで、修復途中でHDDが壊れてデータが復旧できる可能性を減らします。
パソコンとの接続は、USB 3.0に対応しています。
MARSHAL マーシャル 第3世代 HDD エラースキップスタンド MAL-5135SBKU3 CS6038
amazon 楽天 Yahoo!ショッピング 公式サイト通常のHDDスタンドでは、不良セクタが存在するとHDDクローンは、作成できません。エラーで停止します。エラースキップ機能が搭載されている事で、不良セクタが存在してもHDDクローンが作成できます。
ロジテック エラースキップ機能搭載 SATAIII・10TB対応 2BAY スタンド型デュプリケーター LHR-2BDPU3ES
不良セクタが存在してもHDDクローンを作成できるHDDスタンドです。
不具合の発生したHDDを直接操作して作業するのではなく、HDDクローンを作成して、クローンで復旧作業を行うことで、修復途中でHDDが壊れてデータが復旧できる可能性を減らします。
パソコンとの接続は、USB 3.1 Gen1(USB 3.0)に対応しています。