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LibreOffice Writer でスタイル設定とナビゲーターを使用する

新規作成日 2017-06-13
最終更新日

LibreOfficeなどのワープロソフトでは、スタイルと呼ばれる機能があります。スタイルを使用すると、スタイルを指定することで、複数の書式を一度にまとめて指定できます。

しかし、インストールした直後の状態では、スタイルは設定されていません。また、使用しているコンピューターの状態により、インストールされているフォントに違いがあるので、自分で読みやすいフォントとスタイル設定を設定する必要があります。

また、ナビゲーターに、見出しスタイルの内容が表示されるので、それを使用して移動することができます。

スタイルの設定方法をスタイルの設定例を紹介します。

使用したLibreofficeのバージョンは、7.1.4.2(x64)です。

スタイル設定の指針

自分が記述する文章によって、使いやすいスタイル設定が存在するはずですが、ここでは、Webサイトに掲載する記事の下書きを書く際に使用するテンプレートを想定して、スタイルを設定します。

長文を書く際に、章立てを考えて書くと読み手が文章を理解しやすくなるといわれています。具体的には、「章」「節」「項」に分けるそうです。 読み手の集中力の制約から、「章」の長さには、制限があります。パソコン関連の技術書では、30ページ前後が目安になります。

文章中の該当部分にすばやく移動できるナビゲーターの機能を活用する際には、見出しを利用する必要があります。htmlでは、h1~h6タグで表現されます。

スタイル設定を使用すると、使用する書式をまとめて指定できるだけでなく、あとからスタイルの内容を変更すると、以前にスタイルを指定した部分の書式も自動で変更されるので便利です。

スタイル編集の仕方

右上にあるメニューに、スタイルを指定するドロップダウンリストがあります。

右上にあるメニューに、スタイルを指定するドロップダウンリストがあります。指定したい文字、あるいは、段落を選択し、指定したいスタイルをドロップダウンリストから選択するだけです。

右側に表示されているツールバーにも「スタイルと書式設定」ボタンがあります。

また、右側に表示されているツールバーにも「スタイルと書式設定」ボタンがあります。

ボタンを押すと、「スタイルと書式設定」枠が展開されます。

ボタンを押すと、「スタイルと書式設定」枠が展開されます。

先ほどと同じように、スタイルを指定したい場所を選択し、設定したいスタイルをクリックします。もう一度、ボタンを押すか、枠の右上の×印をクリックすることで、枠は、閉じられます。

「スタイルと書式設定」枠は、メニューバーのスタイルから、「スタイル管理」を選択しても、展開されます。

スタイルの編集

スタイルを編集する際は、「ツールバーのドロップダウン」では、編集したいスタイルの右側の▼をクリックして編集を選択します。

スタイルを編集する際は、「ツールバーのドロップダウン」では、編集したいスタイルの右側の▼をクリックして編集を選択します。

「スタイルと書式設定」枠で、編集したいスタイルを右クリックして編集を選択します。

あるいは、「スタイルと書式設定」枠で、編集したいスタイルを右クリックして編集を選択します。

それぞれのフォントとフォントサイズを決めます。 下記の表は、設定例です。

スタイルの設定例
スタイル名称 次に続くスタイル 西洋諸言語フォント スタイル サイズ アジア言語用フォント スタイル サイズ
標準段落スタイル 標準段落スタイル Liberation Self 標準 10 pt UD デジタル 教科書体 NK-R 標準 10 pt
見出し1 本文 太字 20 pt 太字 20 pt
見出し2 18 pt 太字 18 pt
見出し3 斜体 16 pt 斜体 16 pt
見出し4 太字 14 pt 太字 14 pt
見出し5 斜体 14 pt 斜体 14 pt
見出し6 太字 12 pt 太字 12 pt
本文 *1) 標準 10 pt 標準 10 pt

*1) 最初の行 0.3 cm、間隔 段落上部 0.1 cm、段落下部 0.1 cm、表のスタイルを適用すると、以下のような見た目になります。

表示された設定したフォント

表示される「段落スタイル」ダイアログの管理のタグを選択し、改行後のスタイルを「次に続くスタイル」として指定します。

管理のタグを選択し、改行後のスタイルを「次に続くスタイル」として指定

「インデントと間隔」のタグで、インデントの「最初の行」で、段落の先頭の字下げ幅を指定します。間隔の「段落上部」と「段落下部」で、段落の前と後ろの間隔を指定します。段落間の空間の広さは、読みやすさが変化するので、読みやすい幅を探します。

「インデントと間隔」のタグで、インデントの「最初の行」で、段落の先頭の字下げ幅を指定します。間隔の「段落上部」と「段落下部」で、段落の前と後ろの間隔を指定します。段落間の空間の広さは、読みやすさが変化するので、読みやすい幅を探します。

「フォント」タブを指定して、フォントとスタイルとサイズを指定します。

西洋諸国用フォントは、1(数字の一)l(小文字のL)、O(大文字のO)、0(数字のゼロ)を区別しやすいデザインのものを選択することをお勧めします。

「フォント」タブを指定して、フォントとスタイルとサイズを指定します。

テンプレートとして保存する

ファイルメニューから、テンプレート、「テンプレートして保存」を選択することで、テンプレートとして保存できます。

文書の内容も保存されるので、テンプレートから開始する時にそのまま使用する状態にして保存してください。

文書の内容も保存されるので、テンプレートから開始する時にそのまま使用する状態にして保存してください。

既存のテンプレートを修正する場合、ファイルメニューから、ファイル、テンプレート、「テンプレートの管理」を選択します。

既存のテンプレートを編集する

編集するテンプレートを選択し、右クリックして編集を選択すると、テンプレートが開かれます。スタイルを変更して、保存してください。

編集するテンプレートを選択し、右クリックして編集を選択すると、テンプレートが開かれます。スタイルを変更して、保存してください。

ナビゲーターを使用する

ナビゲーター枠は、右端にあるボタンを押すことで表示できます。

見出しのツリーを展開すると、文書内の見出しのツリーが表示されます。そして、そのツリー内の見出しをクリックすると、文章のその位置に移動できます。

見出しのツリーを展開すると、文書内の見出しのツリーが表示されます。そして、そのツリー内の見出しをクリックすると、文章のその位置に移動できます。

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