ホットメルト製本（熱製本）で製本する

製本する紙をあて木を当ててクランプで締め付けます。閉じる側を間違えると大惨事です。きちんと確認しましょう。

写真のあて木は、1×4材です。Fクランプは、100円均一（ダイソー）のものです。 新たに購入する場合は、100円均一（ダイソー）のFクランプは、ねじが３角ねじなので、ホームセンターで販売されている、台形ねじのものを購入したほうが、使いやすいと思います。

あて木だと、原稿の端をそろえるのが大変なので、頻繁に作業される場合は、木枠で治具を作成したほうが良いかと思います。

原稿の背側をグルーガンで固定します。接着に使用した樹脂が冷えれば、固定されています。

接着に時間がかかる問題がありますが、木工用ボンドで固定しても問題ありません。木工用ボンドで固定する場合は、ホットメルト製本機やホットメルト製本カバーを使わずに、製本カバーとなる紙と接着します。

グルーガンで、固定した後の状態です。拡大するとぼこぼこです。

写真では、透明の樹脂を使用していますが、ホットメルト製本する目的であれば、白色の樹脂がお勧めです。透明な樹脂だと、コートされていない製本カバーでは、樹脂がしみこんで色が変化します。

この後、ホットメルト製本機を使って、製本カバーと接着します。この時点で、グルーガンで樹脂を盛っておけば、ホットメルト製本カバーを使わなくても、適度な厚さの紙で製本カバーを代用できます。

ホットメルト製本機を使う代わりに、クッキングシートを当てて衣類用のアイロンで溶かして接着できます。その場合、アイロンの温度は、低い温度から試して下さい。