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CorelDrawを使って、画像を高解像度化する

新規作成日 2019-09-25
最終更新日

写真やペイント画像などのラスター形式の画像は、拡大するとドット感が気になります。ほとんどのグラフィック・ツールでは、ドットの段差を軽減するアンチエイリアス機能が搭載された拡大ツールを持っているため、ドット感を軽減させて画像を拡大することができます。

しかし、ドットの段差を軽減させるアンチエイリアス処理は、ドットとドットで平均化した色のドットを新たに作成するため、画像は、ぼやけた感じになります。拡大専用ツールでは、アンチエイリアス処理に加えて、画像フィルターを使用して、画像をはっきりとした感じになるように調整します。

CorelDrawには、画像をはっきりとさせる画像フィルターはありませんが、CorelDrawでも、アンチエイリアス処理を伴う画像を拡大する機能を利用できます。CorelDrawに同包されているCorel PHOTO-PAINTにも写真のような質感で、はっきりさせるフィルターは、入っていません。写真を絵のようにするフィルターが揃っています。

CorelDrawによる操作

ドキュメントを新規作成し、画像を貼り付けます。

画像を選択します。使用したのは、300dpi×300dpiのビットマップ・オブジェクトです。jpgやpngなど、通常のラスター形式の画像でも同じです。

画像を選択します。使用したのは、300dpi×300dpiのビットマップ・オブジェクトです。jpgやpngなど、通常のラスター形式の画像でも同じです。
エクスポートを選択します。

エクスポートを選択します。

エクスポートは、ファイルメニューからも選択できます。

エクスポートは、ファイルメニューからも選択できます。

「選択オブジェクトのみ」にチェックを入れ、ファイルの種類を指定して、ファイル名を入力し、「エクポート」をクリックします。

「選択オブジェクトのみ」にチェックを入れ、ファイルの種類を指定して、ファイル名を入力し、「エクポート」をクリックします。

アンチエイリアスにチェックが入っていることを確認し、幅と高さを200%に変更し、OKをクリックします。

アンチエイリアスにチェックが入っていることを確認し、幅と高さを200%に変更し、OKをクリックします。

アンチエイリアスを有効にして拡大された画像が保存されます。ここでは、拡大された画像もページに貼り付け、拡大前の画像と比較します。

手前の鳥が拡大した画像で、奥の鳥が拡大前の画像です。

手前の鳥が拡大した画像で、奥の鳥が拡大前の画像です。

拡大後の鳥は、ドットのギザギザが目立たなくなっていますが、ぼんやりした色彩になっています。

効果の調整にある機能で調整し、色をくっきりさせることで、画像をはっきり見えるようにします。

効果の調整にある機能で調整し、色をくっきりさせることで、画像をはっきり見えるようにします。

「彩度/コントラスト/強度」を使って、コントラストを変更しました。ぼんやりしたままですが、はっきりしたと思います。

「彩度/コントラスト/強度」を使って、コントラストを変更しました。ぼんやりしたままですが、はっきりしたと思います。
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