概要
コンピュータ上で数式を描く必要がある時があります。書類を作成するためのワープロソフトであったり、Web上のホームページに掲載するためであったりします。
どのようなツールが公開されているか調べてみることにしました。
ファイル形式
まずは、ファイル形式を見ていきます。数式の入力は、手間がかかるので、他の人が描いたものを流用したり、自分が作成したものを蓄積したりして、 新たに、描く手間を可能な限り減らしたいものです。
主要なファイル形式
- MathML
- Tex,LaTex
- OfficeOpenXML
web系のオープンフォーマット、ホームページで使う場合は、こちらか、Texを選択する。
Tex系 学術用途では、文献の記述にはTexが使われているので、流用できるためこちらが便利
Microsoft Officeのファイル形式
数式エディタ
Microsoft Officeの数式エディタ
参考サイト
MathType
Design ScienceがWindowsおよびMac OS X向けに販売している数式入力ソフトウエア。Microsoft Officeの数式エディタの機能拡張版 ※現行のMIcrosoft Officeでは、この形式の数式エディタは、使用されていないので、 MIcrosoft Officeでの使用を考えている場合は、 評価版 で動作を確認することをお勧めします。
バージョン11、すなわち2003 (Windows)・2004 (Mac) までのMicrosoft Word およびPowerPoint の標準数式作成ツール「数式エディタ」は、 米国Design Science 社がMicrosoft 社にOEM 供与したMathType の簡易プログラムです。 参考(外部サイト)
バージョンアップに伴い、Microsoft独自開発のものに置き換わり、データの互換はありません。参考:変換機能(外部サイト)の説明は、Office2007のもので、Office2013では、「MathType」リボンはどこにあるかわかりませんでした。
現在のOfficeの数式は、Microsoft 社の独自のフォーマット「OMML(Office Mathematical Markup Language)」で作成されます。MathType形式の数式は、挿入→オブジェクト(テキスト)→Microsoft数式3.0になります。
このページの下の方で紹介している、「InftyEditor」や「MathNote」と比較すると、販売価格が、高額なので、 評価版で、予備調査をしたほうが良いかと思います。
MathType 6.9日本語版 (Windows版)(外部サイト) MathType 6.7日本語版 (Macintosh版) (外部サイト)
参考サイト
MathType購入ガイド(外部サイト)
MathType 6.9(外部サイト)
Open Office, LibreOfficeの数式エディタ
参考サイト
Apache OpenOfficeのダウンロード(外部サイト)
LibreOffice最新版(外部サイト)
InftyEditor
LaTeX、HTML、XHTML(MathML)、PDF、Word 2007 等のファイル出力に対応しています。
※有償です。フリーソフトウェアではありません。
参考サイト
InftyEditor(外部サイト)
MathNote
数式ワープロソフト 数式やドキュメントは、LaTeX/HTML/MathML形式で保存可能。
※有償です。フリーソフトウェアではありません。