作成日 2015-07-30
最終更新日
概要
属性とは、アトミックベクトルに追加できる情報の事です。
属性は、オブジェクト内の値に影響を及ぼすことはなく、オブジェクトを表示しても表示されません。 属性は、オブジェクトに付随するデータをメタデータとして格納できます。
一部の関数では、属性を確認し、特別な処理を行います。
attributesを使えば、オブジェクトとがどのような属性を持っているかがわかります。 属性が設定されてない場合は、NULLが返されます。
> die <- c(1, 2, 3, 4, 5, 6) > die [1] 1 2 3 4 5 6 > attributes(die) NULL >
名前属性
アトミックベクトルに、属性を使用して名前を付けることができます。名前を付けるには、属性のヘルパー関数names()を使用します。
次元属性
dimで次元属性を与えると、アトミックベクトルをn次元配列に変換できます。
行列属性
行列は、線形代数の行列と同じように、2次元配列に値を格納します。 行列を作成するには、matrix関数に、アトミックベクトルを渡し、nrow引数に行列の行数を渡します。 nrowの代わりにncolを指定すると行列の列数が指定できます。
配列(array)属性
array関数は、n次元配列を作ります。第1引数にアトミックベクトル、第2引数に次元を示すベクトルを指定して呼び出します。