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パソコンを使用してグラフ(チャート)を描く

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グラフは、思考を助ける道具の1つです。しかし、グラフを手書きで描くことは、面倒です。パソコンで表計算アプリケーションを使用するとかんたんに描くことができます。多くの用途ではグラフツールは、表計算アプリケーションのグラフツールで十分である場合があります。しかし、表計算アプリケーションでは、扱うデータが多すぎて対処できない場合、表計算アプリケーションのグラフ作成機能でかんたんに描くことができない場合は、真っ先に、グラフツールを使用することを考えると思います。

表計算アプリケーションで扱えないほど大きなデータを扱うときに考える対処方法
  • グラフツールを使う
  • 統計アプリケーションを使う
  • データベースアプリケーションを使う
  • データベースアプリケーションをスクリプト言語で操作する

ところが、グラフツールの操作方法は少し特殊です。じっくりと使い込む気持ちで取り組まないとかんたんなグラフを作成できるようになる前に、使う事自体を諦めることになります。

グラフツールは、現在でもコンソールアプリケーションの趣を残しているものもあります。利用者の要望に答えるために機能を追加し、行いたいことをサポートに問い合わせてどうやって行うかを問い合わせないとさっぱりわからない複雑なユーザーインターフェイスを持つアプリケーションもあります。

ちなみに、英語ではチャート(Chart)、英語でグラフというと、○と矢印で関係を表すグラフ理論のことになります。

グラフ(チャート)ツール

安くてお手軽なグラフツールは、おそらく存在しません。じっくりと使い込む気持ちで取り組む必要があります。

グラフツールは、2つの視点があり、それぞれ別のものです。

  • 分析装置やデータロガーなどの計測機器から出力されたデータを加工して、あるいは、そのまま、グラフとして表示する
  • 数式を可視化するため、数式が表すグラフを表示する

この2つの視点は、活用する分野が明確にことなるため、グラフツールを考えるとき、もう一方の視点を考えない傾向があります。両方の機能が扱われていることもありますが、それぞれのアプリケーションで得意な機能は、どちらか一方です。もう一方は、作り込まれていないおまけ機能の範疇の可能性があります。グラフツールを探すときには特に注意してください。

無料で利用できるグラフツール

無料のグラフツールでは、GUIが用意されておらず、コンソールで操作する必要があるものもあります。

高等学校レベルで登場する関数によるグラフや軌跡を,マウスによる簡単な操作で描くとともに,様々な角度から調べる事ができるアプリケーションです。数学の勉強の際に活用すると数式がより理解しやすくなることが期待できます。

動作環境 Windows 10, 8, 7

汎用性のあるテキストファイルから数値デ-タを読み込みグラフにプロットすることができ、プレゼンテ-ション用、論文用グラフの作成ができます。 そして、簡単なデ-タ解析をアシストします。

動作環境

  • Windows NT/2000/XP/VISTA (フリーウェア)。
  • Linux、BSD、Unix (フリーウェア、GNU General Public License)。

コンソールにコマンドを打ち込み、グラフを作成するコンソールアプリケーション。日本語の情報も入手しやすい。使い方を説明する書籍も販売されており、いろいろな開発言語から操作する方法も紹介されています。

C#からGnuPlotを操作する
GnuPlotを操作するためのGuiツール

Graph-RおよびGraph-R Plusは、数値データファイルから3次元のコンター、等高線、ワイヤーフレーム、散布図、ベクトル線図を作成するソフトです。グラフの設定が簡単にでき、マウスにより視点方向を自由に変更 できます。また、作成したグラフをPNG、JPEG、BMP、GIFファイルに保存、クリップボードにコピーが出来ます。

Texを使用してグラフを作成する方法に付いては、「TexWiki:描画グラフツール」を参照してください。

R言語を使用して作成した散布図

無料で使える統計アプリケーション、あるいは、プログラミング言語。グラフ作成機能が充実しているためグラフ作成のためにも利用することができる。基本的には、コンソールで操作する必要があるが、Gui環境からも、他の開発言語からも操作ができる。

製品として販売されているグラフツール

統計アプリケーションのように、大量のデータを分析、解析するための総合ツールとして進化しているものもあり、気安く導入できる価格の範囲を越えているものもあります。

表計算アプリケーションでは、量が多すぎてそのまま扱うことができない、オシロスコープやデータローガーで集めた大量のデータは、グラフツールを使って解析、データ処理、グラフによる可視化を行うことが多いです。マクロも充実していることが多く、通常は、自動化して、加工したデータが自動的に出力されるところまでを行うためのものです。

使用する際に、技術サポートが必要な場合は、製品として販売されているグラフツールを使用したほうが、作業負荷を減らすことができます。

DeltaGrafh

他の製品に比べてお手頃、現実的な価格のグラフツール。公式サイト。(DeltaGraph7J Windows版、42,984円(税込み)、2019-10-06現在)

DeltaGraph7J Win

amazon 楽天 Yahoo!ショッピング 公式サイト

お手頃、現実的な価格のグラフツール。(DeltaGraph7J Windows版、公式サイトの価格42,984円(税込み)、2019-10-06現在)

KaleidaGraph (カレイダグラフ)

お手頃、現実的な価格のグラフツール。公式サイト。(KaleidaGraph 4.5 Win 日本語版 、¥ 44,000(税抜)、2019-10-06現在)

KaleidaGraph 4.5 Win 日本語版

Yahoo!ショッピング ヤマダウェブコム 公式サイト

お手頃、現実的な価格のグラフツール。(KaleidaGraph 4.5 Win 日本語版 、公式サイトの価格¥44,000(税抜)、2019-10-06現在)

Origin

価格が問題。高機能だが、使いやすいとは思えない。 ただ、代理店のサポートが厚く、正規ユーザーには、マクロ作成のサポートが受けられるので、定型業務において、 自動でデータ入力、解析、レポート印刷をする際には、自分で勉強せずに丸投げができることが最大のメリット。 予算はあるが時間がない場合の強力な選択肢。機能が多く、また複雑です。

直販価格:Origin2019b ライセンスファイル版¥137,500(税込)。OriginPro 2019b ライセンスファイル版¥203,500(税込)

公式サイト
SigmaPlot

電子、機械系の人が、好む傾向があるような気がします。

SigmaPlot 14 シングルユーザライセンス 一般用 ダウンロード版¥ 128,000(税抜)

公式サイト

データ・ロガー

データローガーには、温度、湿度などの計測に特化したものと、温度(熱電対、測温抵抗計)加えて、5Vを計測する形式のものがあります。

各社から色々なものが発売されています。

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