スマートフォンや携帯型の専用端末で利用する機械翻訳サービス
スマートフォンや携帯型の専用端末は、海外旅行や海外からの旅行者の対応、使用する言語の問題で意思疎通が難しい顧客や一緒に働く仲間とのコミュニケーションの補助に役に立つと思います。
学びたい言語のネイティブと一緒の職場や身近に接することができる環境にいる場合、スマートフォンや携帯型の専用端末を利用して、積極的に会話することで、言語を学ぶモチベーションを維持し、機械翻訳で、わからない文章を解読する作業を軽減することが期待できます。話が通じなくて距離を置くよりも、機械翻訳のチカラを借りて、積極的に会話することで、言語の習得が楽になる可能性があります。
インターネットに接続して、利用するシステムの場合、山の上など、インターネットに接続できない状態では、サービスが利用できないことに注意してください。
携帯翻訳端末
一時的に利用する場合は、スマートフォンアプリで利用する方法が、手軽ですが、スマートフォンの通信料金は、ほとんどのプランで従量制です。
積極的に使用する場合は、格安simや無線LANなど、高額な通信料金で困らないような対策が必要です。その場合、通信料金も含まれた専用端末を利用すると、通信料金を気にせずに利用できます。
また、通信ができないエリアで利用する場合は、インターネット接続が不要なサービスを利用する必要があります。
機械翻訳は、スマートフォンでも利用できます。しかし、スマートフォンは、高額な上、個人情報がたくさん入っているので、見ず知らずの外国人に自分のスマートフォンを渡して機械翻訳アプリを利用するのは、少し抵抗があります。
自分のスマートフォンを手渡す抵抗は、無線接続のマイクとスピーカーで問題を解決できそうですが、このような利用を想定した製品は、販売されていないようです。
そこで、登場するのが翻訳専用端末です。
これらの翻訳専用端末は、個人で利用する用途よりも、外国人の利用する飲食店や小売店、旅行者への貸出による利用を想定しているものと思われます。
基本的には、翻訳専用端末は、翻訳アプリ以外の機能を制限したスマートフォンです。
ほとんどの機種は、SIMカードを内蔵し、通信機能を持っています。通信機能を利用し、翻訳Webサービスを利用して翻訳を行っています。サーバー上の翻訳機能は、常に更新されて行くので、常に最新の翻訳サービスが利用できます。逆に、携帯電話やスマートフォンが使えない場所では、翻訳サービスを利用することができません。
一部の機種には、通信機能を利用せず、スタンドアローンで翻訳機能が利用できます。しかしながら、データの更新は、インターネット機能を利用していると思われますので、スマートフォンやインターネットに接続できるパソコンを利用できることが前提です。
一部の機種には、カメラが搭載されています。カメラで、メニューや注意書きを撮影すると、書かれている文章を翻訳してくれる機能です。
POCKETALK(ポケトーク)
オランダのベンチャー企業、Travis the Translatorがリリースした自動翻訳機のTravis をベースにしたAndroid端末。利用時はインターネット環境が必要ですが、74言語に対応し、多くの言語で双方向の音声による翻訳が可能です。
翻訳の精度は、それぞれの言語でりようするWeb翻訳サービスに依存します。
Mayumi3(マユミ3)
オンラインでWebサービスを利用したオンライン翻訳の他に、インターネットに接続できない場合は、オフラインでも利用できる特徴があります。また、カメラ機能を搭載しており、文字翻訳も可能です。